知らないと大変?!遺品整理の際に捨ててはいけないもの8選
膨大な量の遺品を「とっておくもの」と「捨てるもの」に分けるのは骨が折れる作業です。それに加え、仕事など日々の生活が忙しくあまり時間がとれない場合、焦って仕分け作業を行うことで、捨ててはいけない物を間違って処分してしまうケースもあるようです。
今回の記事では、このようなミスを避けるために遺品整理で捨ててはいけないものを8つ紹介します。整理を始める前に、どのようなものを取っておくべきなのかを確認しておきましょう。
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遺品整理で捨ててはいけないものリスト
遺品の中には、財産分与の手続きや故人が契約していたサービスの解約などで必要になる物も入っています。誤って処分してしまうと後々面倒なことになるので、今から紹介するリストを参考にして取っておくべき物はしっかりと保管するようにしましょう。
遺言書
遺言書には、残された家族に対する思いや遺品に関する故人の意思、遺産相続に関する重要事項が記されています。法的な拘束力も持つ遺言書を誤って処分してしまった場合、故人の意思を知る術がなくなるだけでなく、親族間のトラブルにも発展しかねないため、遺言書があるのかをきちんと調べた上での保管がとても大切です。
現金
現金は、タンス預金や本のページの間、額縁の裏や引き出しの底などいろいろな所から見つかります。故人が持っていた現金は、1円単位で全て相続の対象となるので見つけた場合は必ずひとまとめにしておく必要があります。
通帳
通帳は、銀行に預けられているお金を引き出す際に必要になるだけでなく、故人が使っていたお金の流れを確認するのにも役立ちます。保険や各種サービスの支払い状況を把握できれば、どこに解約の手続きの連絡を入れなければならないのかが分かるので、捨てないようにしましょう。
印鑑
印鑑は、故人が生前使用していたサービスの解約手続きや死亡手続きなどで必要となる場合があるので、実印、認印、訂正印など全てをひとまとめにして保管してください。遺品整理中に物で溢れかえっている部屋の中から小さな印鑑を見つけ出すのは簡単ではありません。現金や通帳といった貴重品と一緒に大切な物を入れる鞄の中へあらかじめ入れておくのがおすすめです。
ブランド品・骨董品
美術品や骨董品は、換金できるという理由から相続財産に含まれます。また、故人が趣味で集めたブランド品やプラモデルなどの中には、高い価値が付くものも多くあるため軽い気持ちで捨てないように注意しましょう。
身分証明書・大切な書類
保険証、パスポート、運転免許証、マイナンバーカードなどの身分証明書は、故人に関する手続きを行う際に必要となります。また、土地の権利書や仕事に関する重要書類などの大切な書類の中には一度捨ててしまうと再発行できない物もあるので、分からない場合でも手続きや仕事内容の引継ぎなどがすべて終わり落ち着くまでは一旦保管しておくことをおすすめします。
レンタル品
以前までレンタルと言えば、DVDや本など一部の商品を対象としたサービスでしたが、近年は服、家具、Wi-Fiルーター、介護用品などさまざまなレンタル品があります。そのため、遺品整理として家の中にある物を処分する際は、会社のマークや連絡先が入ったシールが貼られていないのかをしっかりと確認してから捨てるようにしましょう。
思い出の品
遺品整理の中で一番大変なのが、故人との思い出が詰まった物の整理です。思い出を重視し過ぎると何も捨てられなくなってしまいますが、迷って決められない場合は一旦キープしておくことをおすすめします。精神的に落ち着き心の整理ができた時に再び考えることでより客観的に判断できるようになります。
遺品整理で大切なものを捨てないためにやっておくこと
遺品整理で大切な物を捨てないようにするためには、事前に捨ててはいけないものリストを作成し、遺品整理をする親族全員でそのリストを共有しておくことがとても大切です。一度捨ててしまったら二度と元には戻らない物ばかりなので、最善の注意を払いながら作業を行いましょう。
まとめ
遺品整理は、故人が残した物全てを仕分けて処分しなければならないためとても大変な作業となります。しかし、大変だからと言って確認せずに色々と捨ててしまうとその後にもっと面倒なことになりかねません。そのようなトラブルを避けるためにも一つ一つ慎重に仕分けること、そしてもし分からない物があったら他の人に確認を取るなり一旦保管しておくことが重要です。
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